【追悼】Eric Carleさんの絵本の魅力

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【追悼】Eric Carleさんの絵本の魅力

Eric Carleさんご逝去

2021年5月23日にアメリカの絵本作家、Eric Carleさんがご逝去されました。

Eric Carleさんといえば「The Very Hungry Caterpillar はらぺこあおむし」が有名ですが、英会話講師になってから彼の様々絵本に触れ、大ファンになりました。90歳を過ぎても精力的に活動されていたと聞いていたので、ご逝去のニュースに残念な気持ちです。

Eric Carleさんについて

1929年にアメリカのニューヨーク州で生まれました。両親はドイツ人で少年‐青年期はドイツで過ごしています。1952年にアメリカに戻り、スイミーなどで有名な絵本作家レオレオニの紹介でニューヨーク・タイムズのグラフィックデザイナーとして働きます。その後、1967年「Brown Bear Brown Bear What do you see? くまさんくまさん何見てるの?」で絵本作家でデビュー後、数多くの作品を出版しています。

鮮やかな色彩のイラストが特徴的で、ニスを下塗りした薄紙に指や筆で色をつけた色紙を切抜き、貼りつけていくコラージュの手法で作られています。虫や動物を主人公にした物語が多く、世界を見つめる優しい視点を感じることができます。また「The Very Hungry Caterpillar」や「THE SECRET BIRTHDAY MESSAGEたんじょうびのふしぎなてがみ」など仕掛け絵本もあり、多くは日本語訳でも出版されています。幼児から大人まで世界中で大人気の絵本作家です。

おススメ絵本5選

・The Very Hungry Caterpillar-はらぺこあおむし

言わずと知れた代表作、The Very Hungry Caterpillar。誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。日本では園などでお歌に合わせて読み聞かせるのが定番で、「げっつようびーりんごをひーとつたべました!」とフルで覚えている子も多く、1972年の発行から今に至るまで大ベストセラーになっています。はらぺこな小さなあおむしが色々な食べ物を毎日たくさん食べてさなぎになり蝶になる、というシンプルなストーリーですが絵本に穴が開いていたり果物が一つずつ増えていくなど、楽しい仕掛けがたくさんで小さな子でも飽きずに読み進めることができます。

英語講師の視点から見ると、果物、曜日、数などトピックでフォーカスできる点も多く、レッスンの読み聞かせにも最適です。

・THE GROUCHY LADYBUG-ごきげんななめのてんとうむし

不機嫌なてんとうむしが友達のてんとうむしとケンカして、「じぶんの強いところをみせてやる」と外の生き物たちに話しかけにいきます。ハチからはじまり、くわがた、カマキリ、はいえな・・・どんどん相手は大きくなっていき最後はクジラ!!この部分が仕掛けになっていて、生き物が大きくなるにつれ文字も画面も大きくなっていき、主人公のてんとうむしがどんどん小さく見えていくのが面白いです。

またおひさまと時計も表示されていて、一日の移り変わりも学ぶことができ、色々な角度から楽しむことができます。

最終的にはまたてんとうむしのところに戻るのですが…ラストも色々考えさせられて子供から大人まで楽しめる絵本です。

・1, 2, 3 to the Zoo-1、2、3どうぶつえんへ

汽車のイラストから始まる字がなく数字だけ書かれている絵本です。汽車の荷台にページをめくるたびに様々な動物が乗せられていきます。1でElephant、2でGiraffes..というように、数をかぞえながら動物の名前を覚えることもでき、小さな子から楽しめる絵本です。教室ではページをめくるごとに”Chugga chugga choo choo!-しゅっしゅぽっぽっぽ”とジェスチャーをつけていくとリズミカルになり、子ども達も自然と真似をしてくれます。

どんな動物の時も必ずネズミが乗っていたり、絵本の下部には汽車の全体が描かれていたり、細かい仕掛けも多く(子どものほうが細かい点に気づいてくれるのも面白い!)字がなくても何度も楽しく読むことができます。

・From Head to Toe -できるかな?あたまからつまさきまで

ペンギン、きりん、サル、ゴリラなど動物たちが、体の一部を動かして、男の子に”Can you do it?”「君もできる?」と誘います。Body Partsの単語を学ぶのにピッタリの絵本。実際に子どもと一緒に体を動かしながら読み進めていくと楽しいです。Canの用法を自然に学ぶこともできます。この絵本をリズム遊びとして音楽に乗って体を動かしたりする欧米の幼稚園や小学校も多いです。

・A House for Hermit Crab-やどかりのおひっこし

海の中のやどかりが自分のお家となる貝殻がちょっと地味なので海の生き物たちと一緒に自分好みのお家にしていく、可愛いお話です。いそぎんちゃくやひとでで飾り付けをしたり、友達と一緒に楽しく暮らしていましたが、その貝殻も小さくなってまたおひっこしをしなければならなくなりますが。。

こちらは文章が割としっかりあるので、少し大きめの子(年長さんから小学生くらい)におススメの絵本です。お友達との別れや再スタートなど、子どもの気持ちに寄り添うような内容。お別れはさみしいけれど、新しいお友達との出会いにワクワクして終わるラストが素敵です。

 

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